| 日経産業新聞 1991年12月13日 金曜日 |
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小売業の経営コンサルタント |
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小売業の経営コンサルタント。敷島パン、ブリヂストンといった大手メーカーを主力顧客とし、特約店の活性化を指導する。販売時点情報管理(POS)システムを利用した戦略情報システム
(SIS)の構築を得意とする。
「流通業界のレッスンプロ」をめざす。
磯部社長は日本エヌ・シー・アールの出身で、一貫してPOSを中心とする流通業の情報システム化に携わってきた。伊勢丹、三越、そごうなど大手百貨店のPOS導入を手掛けた。「小売業に知恵を売る」会社として、88年5月にエッチ・アイ・コーポレーションを設立した。
ノウハウは「徹底した現状分析」と強調する。メーカーの特約店は量販店に押され数が減る傾向にあるが、磯部社長は「当たり前のことをやっていないことに原因がある」という。客への応対の仕方など技術面での問題点を指摘するとともに、組織全体の活性化をも含めた解決策を提示する。
小売業の場合、十店舗程度を展開し売上高が百億円に達したころに問題が起きやすいという。規模の拡大に応じ組織の運営方法を改めなくてはいけないのに、創業以来の社内のしがらみから抜本的な企画に踏み切れない企業が多い。そこにコンサルティングの必要性が生じる。
情報システムの構築は得意とする分野だが「あくまで小道具」と言い切る。メーカーまかせでPOSを導入し、充分な成果を得られていない流通業が目立つ。「何のために情報システムが必要かを経営者に気付かせることが仕事」と力を込める。 |
| 日本経済新聞 1992年8月22日 土曜日 |
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資産運用相談所をFC展開 |
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個人に対する資産運用の相談業務に携わっているMMIは、九月中旬からFPのフランチャイズチェーン(FC)展開を開始する。FCの母体として子会社「FPアカデミー」を九月一日付で設立し、保険代理店、会計事務所などを会員にする。会員に対しては会費を徴収する代わりに、FP業務に必要な情報を提供し、資産運用の手続きも代行する。高齢化の進展や金融商品の多様化に伴いFPの役割が高まっているが、FC展開の試みは初めて。
MMIが会員とするのは、保険代理店、会計事務所のほか、不動産鑑定士や不動産仲介会社など独立系の業者。FP業務を始めるには土地、税、保険などに幅広く習熟する必要がある。しかし独立系の中でも、例えば、保険代理店は保険商品には詳しくても税金や不動産の知識が乏しいことが多い。MMIは情報のギャップを埋めるため、会員に対して@FPになるための教育A個人顧客の人生設計に必要なソフトプログラムの提供B資産運用の手続き代行−などのサービスを準備している。また会費は「FPアカデミー」の名を記した共通の名刺を使って営業できる。会費は入会金二百五十万円、入会後は月々四万円。
FPは、人生設計に合った資産運用や節税の方法をアドバイスし、実際に手続きを代行する業務。顧客から運用プランの作成料を取るほか、顧客の資産を預け入れた金融機関からも手数料が得られる。具体的には、相続税などの税金対策、手持ち不動産の有効活用、保険商品の選択についての相談が多い。八〇年代までは金融機関が中心となってFP分野を開拓していたが、九〇年台以降、独立系のFP業者が増えている。
上の記事に掲載されているFPフランチャイズ化に関する企画、組織、運用すべてにわたって、
凱MIからの依頼により潟Gッチ・アイ・コーポレーションが立案・構築しました。 |
| 日経産業新聞 1993年4月6日 火曜日 |
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リストラを“包括支援” 営業から生産まで 人材採用の請負も |
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経営コンサルタントのエッチ・アイ・コーポレーションは、中小企業のリストラ(事業の再構築)を支援する企業診断・カウンセリングに乗り出す。営業・企画から間接部門、生産にわたり包括的に問題点を浮き彫りにし、企業の実態に応じて事業効率の向上や整備などを進める。必要なら人材採用業務も請け負い、企業の競争力をトータルに高める。同社はこれまで大手企業が主な顧客。中小企業が迫られているリストラを、新たなビジネスチャンスと見る企業コンサルタントの動きが活発化してきた。
企業診断・カウンセリングは生産性や品質管理の向上などの生産分野、採用、事務業務の標準化といった間接部門、販売チャネルの効率改善や営業支援体制の構築など販売の三分野が、全体としてバランスしながら改善することを目的に実施する。
企業診断に基づき、経営者の意識改革、権限の明確化、業務を標準化してだれでもできるようにするためのマニュアル化などを進める。
同社のコンサルティングは採用を柱の一つにしているのが特徴で、必要な人材を明確にしたうえで、採用活動を支援する。中小では必要な人数や業務が不明確なままで増員するケースも多いという。生産関係はこの分野に強いコンサルタントのコスミックの協力で進め、生産量の20−30%増を目標にする。
料金は現状分析の一週間診断が五十万円、一ヶ月で現状分析、対応策立案、プレゼンテーションを集中実施する場合が三百万円。比較的長いテーマで顧客の要望に合わせてスケジュールを組むときは、成功報酬システムにする。
同社はこれまで主に、製造業や流通関係の大手企業を顧客とし、販売改善などを手掛けてきた。大手顧客相手に培った企業診断ノウハウを中小向けに生かし、「中小企業トップのブレーン代行」を目指す。 |
日経産業新聞 1993年9月10日 金曜日 |
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経営コンサル腕まくり |
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景気回復が足踏みを続け、円高の追い討ちも加わり、中小企業の間では、打つ手がないという悲鳴が巻き起こっている。しかし、本当に手を尽くしたのだろうか。妙手はないのか−現状打開の方途を探っているのは企業の指南役、経営コンサルタントも同様。業績回復につながる新機軸に知恵を絞っている。
(中略)
エッチ・アイ・コーポレーションの場合は、中小企業のリストラを包括的に支援するサービスに乗り出した。店舗網拡大を計画する場合では必要な人物像を明確にしたうえで、人材の採用や人材が育つまでのスタッフ機能代行も手掛ける、といった具合。磯部社長は「こうしたニーズは相当ある」と見ている。
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| 日経産業新聞 1993年9月17日 金曜日 |
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トラック効率よく運行 エッチ・アイ・コーポレーション 物流システム開発 |
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経営コンサルタントのエッチ・アイ・コーポレーションは、トラックの積載効率を高める物流システムの開発に乗り出す。効率よく回れるコースをコンピューターで設定するほか、車載端末を使いトラックの運行を管理する。搬送する物品の量が変化したり、コース内に多様な業態の販売店を含んでも、効率を保てるようにする。食品会社、日用品の配送会社などでの需要を見込んでいる。
開発には東京都中小企業振興公社の助成金を受けることが決まった。電子機器開発のミドランテックと共同で開発する。
同システムでは、利用するトラックの積載量や各店舗への配送量などをもとに、適切なルートを設定。店着標準時間なども分かるようにする。現在ではコースは手計算で決めるのが大半という。
トラック搭載用に小型端末も開発、無線で店着時刻などを本部に送信できるようにする。端末は軍手をしながらでも操作が可能な構造。トラックからの連絡を受けて本部が遅延の連絡などをできるので、運転手の負担を軽減できる。価格はトラック百台に対応した場合、1億2千万円を予定している。積載効率を上げれば、輸送コストを軽減できるとしている。
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| 日本経済新聞 1993年9月22日 水曜日 |
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サービス強化へ提携 増資、土地活用、物流管理・・・ 異業種とも協力 |
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中小企業を対象としたコンサルタントや税理士がネットワークを作る動きが活発になっている。顧客である中小企業が抱えている問題が複雑になっていることや、単独では解決できない問題が増えているためだ。不況や社会構造の変化によってコンサルタントへの潜在需要は高まっており、ネットワークを作ることで需要を掘り起こす狙いもある。
税理士、公認会計士などで構成しているブレインは、商法改正で資本金の最低額が引き上げられたことに対応、中小企業の増資支援ビジネスを始めた。(中略)
異業種と協力して、コンサルティングの実効をあげようとする例も出てきた。流通業を対象にコンサルティングを手掛けるエッチ・アイ・コーポレーションは、電気機器開発会社のミドランテックと共同で、トラックの積載効率を向上させるシステムの開発を計画している。コンピューターでトラックが効率良く回れるコースを自動設定し、小型車載端末で運行を管理するというもの。コース設定は手作業に頼っているのが大半で、積載効率を高めると輸送費のコストダウンにつながるという。
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| 日経ロジスティクス 1993年11月号 |
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トラックを効率運行するシステム |
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経営コンサルタントのエッチ・アイ・コーポレーションは、トラックの積載効率を高める物流システムの開発に乗り出す。効率よく巡廻するコースをコンピューターで設定し、車載端末を使いトラックの運行を管理する。食品や日用品の配送会社などへの需要を見込む。システム価格はトラック100台に対応した場合で1億2000万円の予定。(日経産業9/17)
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2004年 |
「エッ 4倍もですか?」
現在、大手食品メーカー十数社をメンバーとするシステム研究会のコーディネーターをやっている。先日そこに某大手CVSの役員の方を招いて話を聞いた。その時、その方の話に対して出た皆さんの反応がこのタイトルだ。その話というのは、日本における新製品(加工食品)のライフサイクルが米国に比べて4倍も早い、というものだった。
この背景には新珍奇を好む民族性があると思われる。サヌカイトを使って演奏する人をTVで見たことがある。"普通の楽器ではオモシロクないから"ということだった。"普通の楽器を極める"こともせずに、だ。日本ではスタンダードが根付きにくい所以である。
そのようなマーケットについてゆくのか、それとも自社のコンセプトでマーケットをリードするのか、メーカーにとって大きな岐路である。ついていくなら徹底的についていけるしくみが不可欠である。中途半端についてゆくとヒドイ目に会う。 |
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2005年 |
「消費者ニーズはない」
「消費者のニーズを探る」といった言い回しがよくされる。何か、消費者が予め具体的なニーズを持っているかのように見える表現であるが、錯覚である。
「あなたはどんなバッグがすきですか?」と尋ねられて、「大きさはこれくらいで、形はどうで、色はどうで、持ち手の形はどうで、素材は・・・」などと言える人はいない。しかし、現実に何がしかの物を買うわけであるから確かにニーズはあるわけだ。店に入るまでは「何かいいバッグはないかしら?」ぐらいにしか思っていなかった。いや、何となく入っただけかもしれない。しかし、ショーウィンドウに飾られたバッグを見て「あ、これいい!」となったのである。
つまり、プレゼンテーションを受けた瞬間にニーズは発生するのである。従って、あれこれ、手を変え品を変え、こまめにプレゼンテーションを繰り返さなければいけない。エンドレスに・・・。プレゼンテーションには、品揃えから、陳列のしかた、演出のしかた、接客、さらには店づくりまで含まれる。 |
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2006年 |
「売り手の中抜き現象」
つくり手と売り手と買い手によって消費マーケットは形成されている。いや、"形成されていた"。何故過去形なのか?バーチャルマーケットのビッグバンによって、その担い手に大きな変化が起きているからだ。どんな変化か?売り手の中抜き、つまり、つくり手と買い手の直結という変化だ。何がこの変化をもたらしたのだろうか?3つある。割高の社会資本、通信技術と情報技術の劇的革新、それと、買い手の玄人化と売り手の素人化だ。
中でも売り手の素人化がもたらした影響が最も大きい。もともとホスピタリティの薄い民族性へもってきて、マネジメントの不在が売り手の素人化に拍車をかけている。玄人跣の知識を身につけた客ほどダメな売り手に見切りをつけてインターネットへ走る。商品を手に取って確かめられないという欠点があるが、「店頭で不愉快な思いをしなくて済む」という、それを凌駕する長所があるからだ。
店売りの衰退は故ないことではない。 |
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2007年
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「それでも前よりはよくなったんです」
私は経営改革、業務改革を業としている。現状を分析し問題点を抽出して、クライアントにつきつけることから仕事が始まる。
タイトルは、そういった場においてクライアント側の人がしばしば発する言葉である。
私がいろいろと問題点を指摘するので、カチンときてそういう反論を言いたくなるその気持ちは分かる。しかしである。
社内では変化しているつもりでも、社外(マーケット)の変化の方が大きく且つ早ければ意味はない。対比しなければいけないのは、自社の過去ではなく現在のマーケットなのである。そんな風に、外に目を向けないでコップの中をすべての世界として内ばかりに目を向けていては、いずれマーケットにそっぽを向かれるのではなかろうか?
来年はいよいよ株式交換の外資への開放が始まる。お客は、目の色が黒かろうと青かろうと、自分達の立場に立ってくれる会社がいいに決まっているのだから。 |
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2008年
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「Before マーケティング」
ある百貨店に買物に行った。売場には客が誰もおらず、女性の販売員が2名おしゃべりをしていた。私が売場へ入っていくのをそのうちの1人が目の端でとらえた。しかし、おしゃべりは続いている。私がいくつかの商品を手に取ったりしだしても、依然としておしゃべりは止まない。そして、それはついに私が売場を出るまで続いた。
「百貨店の売上が下がっているというのになぜだろうか?」と私はその後そのことをずっと考え続け、あるとき答えがわかった。
「私に気づいた販売員は、客である私よりも“身内”である同僚を優先したのだ」と。私は一過性の人間だが、同僚とは明日も明後日も会う。「おしゃべりを止めて接客をしなければ」と思うのだけれど、中断することによって同僚の機嫌を損ねるのを気遣ったのだ。つまり、客よりも身内を優先したわけだ。身内の論理が優先される日本の企業においては、まだマーケティングの世は明けていない。 |
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